2024年3月3日發(作者:對沖基金風云錄)

アモイ(中國廈門市)の紹介
アモイは、中國福建省の南東部、臺灣の対岸に位置し、九龍江の河口にあり、港灣都市、海港風景都市として有名です。港町として発展してきた町で、人口は約260萬人、アモイ島市街地には約170萬人が生活しています。
アモイの総面積は約1500平方キロで、その內アモイ島は約130平方キロであり、大陸との間は長さ約500メートルの2本の橋で結ばれています。
アモイには3000年前からビンナン族が住んでおり、ビンナン語を話す人も多く、「廈門」と書き「シャーメン」と発音しますが、ビンナン語だと「アモイ」と聞こえるためこの呼び名が生まれました。
唐代中期には「新城」と呼ばれ、明初期に初代皇帝「朱元璋」により「廈門城」が創建され、以降「廈門」と呼ばれています。また、アモイといえば明代末から清代初期の英雄「鄭成功」が有名で、アモイから船で3分のコロンス島には、鄭成功像が建っている。
コロンス島は1902年共同租界地に定められ、各國領事館、商社、學校、寺院が建設され、また華僑の住宅や別荘も多く、現在は舊日本領事館をはじめとする1900年代の建築物が多く殘る地域で華僑博物館、日光巖、寂荘花園などの観光名所が數多く點在しています。また、コロンス島には一臺の車もなく美しい島です。
アモイは1980年代に中國に6ヶ所ある経済特區の一つに指定され、外資系企業が數多く進出しております。日本企業の進出も多く、毎年9月には海外投資博覧會も開催されます。
アモイは、のんびり旅行したり生活するには、気候、環境などの面からも最適な場所といえるでしょう。
■市街
アモイは、7つの區からなっています。市街地の中心はアモイ島で、中山路、思明南路などの繁華街、禾祥西路から禾祥東路にかけての住宅街、湖濱南路のビジネス街、湖濱北路の官庁街などがあります。
その他、建築資材関係の會社が集まる江頭、下町の風情を殘す臺灣街などがあります。
コロンス島は、歴史的建築物が數多くあり、観光スポットとして多くの人が訪れます。
最近は景観に重點を置き、海浜公園をはじめとする公園整備、ビルディング等のネオン、イルミネーション、店舗の看板の整備が行われており、近代都市を感じさせる。
■治安狀況
アモイの治安狀況は比較的良好です。市の中心は面積約130平方キロのアモイ島で、海港景観都市として観光地であり、また経済特區でもあり、市當局は治安面に非常に力を入れています。中國でも有數の治安の良い場所となっています。
しかし、海外であることに変わりはありません。深夜の外出、暗い道、暗い所、人があまり行かない所は避けるべきです。また、一人歩きはやはり危険を伴なう場合もあるので數人での外出を推奨します。
スリ、置き引きは多く、特に人ごみ、バス車両內、船內は注意が必要です。バッグは首または肩から下げ、體の前面で持ち歩くことをお薦めします。
その他、海外旅行の一般的な注意事項を遵守すれば、トラブルに巻き込まれるようなことはほとんどありません。
■景況
アモイは16世紀初めの明の時代にオランダ、スペイン、ポルトガルなどの外國商人が茶葉の買い付けに多く訪れ、中國隨一の茶葉輸出港として繁栄しました。現在でも福建省のウーロン茶は有名です。
1980年代に経済特區に指定されてからは、海外投資も多く、外資系企業が多數進出しました。日本企業は臺灣、アメリカに次ぎ3位です。
アモイは中國の都市の中でも貿易高は高く一人あたりのGNPも高水準です。しかし、2003年3月からの「SARS」は、縁遠い福建省にも大きな影響を與え、経済的には落ち込みましたが、8月頃から徐々に持ち直してきています。2004年春には以前の経済狀態の戻り引き続き成長すると予測されていま。また、アモイは上海、広州、大連などの都市とは幾分か異なり、中小企業が経済を支えており、中小企業の貿易が著しく、中小企業が進出、貿易しやすい環境にあり、発展が見込めます。
2007年から道路工事、モノレールの設備、ビルディングの建設等、近代都市化が急速に進められている。
2010年の上海博展會までにはアモイも近代都市の仲間入りをするであろう
■民族?風習
アモイの住民の多くはビンナン人と呼ばれ、福建省はビンナン人(泉州、廈門)、ビンペイ人(三明、南平、武夷山)ビンシー人(龍巖)、客家人(土樓)などの民族が住む地域です。現在はアモイの人口の半數以上が福建省以外から來ています。しかし、中秋には人々はサイコロを振って1年の運を試す「博餅(グオピン)」などのビンナン人に特有の習慣も根強く殘っています。また、アモイ近郊には「土樓」と呼ばれる客家人が暮らす巨大な円形住宅もいくつか點在しており、現在も昔ながらの風習を守り、民族の強い団結の中、生活している人々もいます。
中國は日々成長していますが、まだまだ生活に追われる人々が大部分で、そのため昔のものを守り、生活環境を変えることなく生活しています。朝の公園に行ってみると、そのことがよくわかります。
■生活狀況
アモイはここ十數年の生活水準は高くなってきています。人々はマンション、アパートに住み、テレビ、DVD、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなども整い、日本の生活とそれほど違いを感じないほどです。
その一方で、あまり目にすることはありませんが、まだまだ文化的生活 とはいえない生活をしている人も少なくありません。アモイを車で3時間 も離れると、生活水準は著しく低くなります。
一般労働者の平均月収は、アモイでは1,200元(約19,000円)から3,000元(約47,000円)程度ですが、アモイから車で3時間も離れると 600元(約9,000円)から1,300元(約20,000円)程度と半分になってしまいます。
物価については、公共料金は日本の7分の1程度、その他の生活用品でおよそ3分の1から5分の1程度です。最近は、急激な物価上昇と家賃の上昇により、一般就労者の生活は厳しくなっている。特に公共料金、生活必需品以外は値上がりが激しく、贅沢品、輸入品は日本とあまり変わらない。
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